山 行 報 告 | |
2007/9/20 一ノ倉沢・ダイレクトカンテ |
メンバー:W大高 記録:大高(ゆ) |
【コースタイム】
【記録】
19日、南稜の予定でしたが、朝の一ノ倉はびしょ濡れのまま小雨も止まず。あきらめてドライヴに出かけると湯沢あたりからドピーカンとなる。台風も遠ざかってしまったし、予報を信じて翌日に期待する。
20日、乾いている。それでも確かめてからなので少し遅めに出発。そのため太陽にギラギラと照り付けられながらの登攀となる。
テールリッジから取り付きまでのアプローチでフィックスがあったので伝って登る。「懸垂なんかしたかな?」と、あ、は数年前の記憶が全くない。そのままワンピッチ登ってしまい、結局、雲1のワンピッチ目を登ってしまう。
それから懸垂で斜めに下りて取り付きへ。かなりの時間をロスしてしまう。気を取り直して10:30スタート。自分は2ピッチ目と4ピッチ目をリードさせてもらう。
人工のピッチはピンがベタ打ちでした。ただ怪しいシュリンゲが垂れていたりします。一番上の段に乗ればどれも次のピンまで余裕でとどきそうだが、垂れているのがあるから結局二段目に乗ったまま怪しい紐に掛けてみたりと…ジワジワ登る。(二段目からでもとどくものが結構多い。)
さすがに高度感はある。それにしても暑い。石焼状態です。極度の水不足で全くペースはあがらず。水はお湯に。1リットルと1,4リットル(ゼリーも含む)じゃ足りませんでした。
3ピッチ目はフォローだったので、あまり感想もなく経過。4ピッチ目、カンテぽいところを廻り込んで、そうそうにフリーにしてしまう。と意外に悪い。リングボルトが三つあるところあたりまで人工で登ってしまったほうが速かったかも知れない。
浮いた石に驚きながらトラバースで終了点の木へ。隠し持っていたゼリー(と言ってもホンノわずか)をザックから取り出すと「持っていたの?」とダンナの目が光った。残りを仲良くひとくちづつ口に含み水分も終了。
もう、飲む物はありません。しかし、このひと口でずい分元気になりました。水分を求めてひたすら北稜を懸垂し駐車場へ。水がこんなに美味しいと感じたのは久しぶりでした。
前回の二回は天候に恵まれず諦めましたが、今回登れて、しばらく興奮冷めやらず、お決まりの“あしま園”で食べて帰りました。